「若者たちの目を見てみると、まだ断絶が残っている」

クリスチャン・ニュー・メタラーズ POD のヒット シングルは、学校での銃による暴力がエスカレートし、9/11 の悲劇に動揺するアメリカ国民の心に深く共鳴した

PODのソニー・サンドバル氏はコーヒーを買いに行く途中、サイレンの音が聞こえ、数ブロック先に警察のヘリコプターが飛んでいるのが見えた。 2001年3月5日、サンドヴァルとバンド仲間は故郷サンディエゴのスタジオにこもり、1999年のミリオンセラーを記録した画期的なアルバム『ザ・ファンダメンタル・エレメンツ・オブ・サウスタウン』に続く曲を書いていた。 しかし、カフェイン摂取をしに出かけたバンドを迎えた騒ぎは、目の前で何かが起こっていることを示唆していたが、それは良くなかった。

「それでスタジオに戻ってテレビをつけると、文字通り2ブロック離れた学校で銃撃事件があったというニュースが流れたんです」とサンドヴァルは言う。 「私たちはそこに座って、テレビに釘付けになりました。『一体何が起こっているんだろう？』」

悲惨なニュースが明らかになった。15歳の少年チャールズ・アンドリュー・ウィリアムズが近くのサンタナ高校で銃乱射事件を起こし、同級生2名を殺害、他の13名を負傷させた後、警察に逮捕された。 これは気が滅入るほど長い一連の学校銃乱射事件の最新のもので、その中で最も悪名高いのは2年前にコロラド州コロンバイン高校で起き、15人が死亡した事件だった。

「私たちはスタジオに閉じ込められ、無力感を感じていました」とサンドヴァルは言う。 「ここは私たちの街です、私たちは悲嘆に暮れています。 でもそのとき、僕らはこう思ったんだ、『僕らはミュージシャンで、レコードを書いているんだ、それについて曲を作らなきゃ』って。」

この悲劇から生まれた曲「ユース・オブ・ザ・ネイション」は、POD に最大のヒット曲を与え、ニューメタルは最も不朽のアンセムの 1 つとなりました。 この雰囲気がありながらも切実なこの曲は、アメリカ社会に鏡を映し、何世代のティーンエイジャーを自分自身や他人に危害を加えるように駆り立てているのかを問いかけました。 しかし、その核心にある希望は、図らずも9/11のテロ攻撃で大きなショックを受けた国に明るい兆しをもたらした。

ポジティブさは、POD をニューメタルやラップロックのパックとは区別するものであり、キリスト教信仰の産物です。 「私たちは『キリスト教のバンド』だと主張したことは一度もありません」とサンドヴァルは言う。彼は母親が癌と診断された後、18歳で宗教を受け入れた。 「しかし、イエスへの信仰を見つけたとき、それは本当の経験でした。 私にとって、それは『これを共有したい』ということであり、音楽はそれを実現する普遍的な方法でした。」

POD のファースト アルバムである 1994 年の『スナッフ ザ パンク』はコーンのデビューと同じ年にリリースされ、サンドヴァルのバンドはすぐに彼らと並んで急成長するニューメタル ムーブメントに足を踏み入れました。 「私たちはボディ・カウントと一緒くたにされていました。なぜなら私たちは下流階級の出身で、有色人種のバンドだからです」と歌手は言う。 「その後、私たちはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンと一緒くたになってしまいました。 だからニューメタルのことが来たとき、僕らはただ、（肩をすくめて）『OK、クールだ』って感じだったんだ。」

『The Fundamental Elements Of Southtown』の成功は、その後の展開に関しては POD が追い風になったことを意味します。 サンタナ高校銃乱射事件が起きたとき、彼らはすでに執筆活動に没頭していた。 2年前のコロンバイン殺人事件の記憶を呼び起こさずにはいられなかった。 先の悲劇を受けて、彼らはコロラド州に招待され、虐殺を生き延びた学生たちが主催するサンドヴァルの言うところの「癒しのショー」を行っていた。 しかし、彼らは再びここに現れ、歴史は同じ無意味なやり方で繰り返されました。

彼らはサンディエゴのスタジオに座り、信じられない気持ちでニュースを見ていた。 「私たちは『この狂気で何が起こっているんだろう？ 今の子供たち、そしてこの国の若者たちの何が問題になっているのでしょうか？」とサンドヴァルは言う。

彼らが話している間、ギタリストのマルコス・クリエルは陰気なコードをかき鳴らし始めた。 「私たちはジャムを始めたばかりです」とサンドヴァルは言います。 「私たちが感じていたことを吐き出すためだけに。」 「私たちは、私たちは…この国の若者です」というボーカルのフックが歌手に聞こえました。

バンドは、プロデューサーのハワード・ベンソンとともに親アルバム『Satellite』の制作のためロサンゼルスに拠点を移し、その巨大なフックにちなんで『ユース・オブ・ザ・ネイション』と名付けられたこの曲の骨子に肉付けを始めた。 彼らは、自分たちがどのような音にしたいかを知っていました。重厚だが雰囲気があり、大きなティンパニドラムが武闘的なリズムを打ち鳴らしています。 サンドヴァルの歌詞はプロセスの後半に登場した。 「私が入ってそれをやったとき、彼らは彼らの言うことさえ聞いていませんでした」と彼は言います。 「それは、『おい、これは強力な物語だ』という感じだった。 私たちは何かをつかんでいることを知っていました。」